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新約聖書を知っていますか (新潮文庫)

  • 2009/01/07(水) 23:49:24

新約聖書を知っていますか (新潮文庫)
阿刀田 高
新約聖書を知っていますか (新潮文庫)
定価: ¥ 500
販売価格: ¥ 500
人気ランキング: 8189位
おすすめ度:
発売日: 1996-11
発売元: 新潮社
発送可能時期: 在庫あり。

著者は「私は信仰を持たない。あえて言えば、このエッセイはそのあたりにも多少の価値があるかもしれない」と言明して『旧約聖書を知っていますか』を上梓(じょうし)した。本書はその姉妹編。「欧米の文化に触れるとき、聖書の知識は欠かせない」とわかってはいても聖書を通読するのは骨である。新約聖書を知識として読む場合のつまずきのひとつは「福音書に記されている奇蹟」だろう。これは「のべ数にして60件ほど。重複しているものもあるから、実数としては30件あまり」あると分析。というのもミステリー作家である著者はイエスの教えの中核を抽出するため福音書の全文をコピーし「教義を示しているもの」「たとえ話を主とするもの」「奇蹟を起こしているもの」「事実の経過を記しているもの」に内容を分類し「あまり本質的ではないと思えるもの」を取り除く作業をしている。そんな手法があったと知るだけで新約聖書はグンと身近になる。そしてイエスのたとえ話についても「深い意味を持つものもあれば、その場のやりとりに近いもの…つまり、敵対者から攻撃を受け、それをかわすためにヒョイと放ったような言葉もないではない」と、聖書挫折者が連ねそうな不審点にまず相槌(あいづち)を打ってくれる。そして阿刀田流にシャッフルした新約聖書の流れに沿って読者を源泉へ誘う。自在に半畳を入れた『旧約聖書を知っていますか』に比べてエンターテイメント性は低いが本書は読者を原書に対峙させる力を持っている。(松浦恭子)

イエスと弟子の奮闘記
宗教と聞くと割と多くの人が一歩引いてしまうであろう昨今。私もそんな一人でしたが、読んでびっくり、おもしろい。新約聖書とはイエスと弟子の奮闘記だったのだなぁと、冒険物語でも読むような気持ちでサクサク読めました。ある程度の分別がつく歳になれば誰もが彼の名前と誕生日と生まれた場所と処刑方法くらいは知っている、間違いなく人類史上最重要人物、なのに奇跡とか胡散臭いと敬遠して彼自身を知ろうとしていなかった自分を反省。奇跡を起こしたかどうか、そんなことはエピソードとして知っていれば充分で、イエスの凄さはそんなことじゃないんでしょう。没後、弟子達に命をも賭ける決意をさせ、2000年経った今も多くの人達を引き付ける、そんな人間がこの世に存在したのだということが凄い。以前、井上ひさし氏の書物を読んだ時にこんな件がありました。私はキリスト教を信じた訳ではない。私たちのため日々畑仕事に明け暮れる神父の、土に汚れ荒れた手を信じたのだ。人が最初に信じるのは神ではなく、神を信じる人なのでは、と感じさせる人間味溢れる良作でした。

新約聖書の面白さ
「旧約聖書を知っていますか」の対となる新約聖書版です。
旧約聖書に比べて、主人公は「神の子イエス」とわかりやすい分、物語としても
非常に面白いと思います。
宗教家では決して書かない、いわゆる奇跡についても
筆者独自の楽しい解釈があり興味深いです。
押し付けの宗教書でなく(下手に読んで勧誘されたり洗脳されたりしたら嫌でしょ?)
「聖書って何が書いてあるの?」という視点で読むのに最適です。

本書を手にとって考えて欲しい
まずは、同シリーズの「旧約聖書を知っていますか」をできればお読みになって下さい。
それから本書を手にとって下さい。
無宗教の立場で客観的に面白くわかりやすく書かれていて、非常に読みやすいです。
「イエス・キリストが本当は何を言いたかったのか…」
「今のキリスト教は、本当にイエス・キリストの趣旨に沿っているのだろうか」
「過去から今につながる現代社会や宗教は一体どうなっているのだろうか」
本書を手にとって読破した後、それぞれ皆さんが思うことがあると思います。
それぞれ意見が違うと思います。
是非、考える時間を持ってみてください。
そして、自分なりの答えや考え方を見つけてください。

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